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sugi no ie

name : sugi no ie

place : Awaji, Hyogo

 板倉構法という日本の伝統的な木構造を採用して宿泊施設を計画した。近年の住宅は、木造架構に石膏ボードなどの面材を貼ることで、柱、梁、小屋組などの構造部材を被覆するのが一般的である。工期短縮、量産効率などを実現するために構造材は隠蔽される。それに対して、板倉構法は全ての構造材が現しになっており、室内に入ると、杉の香りや温かさで空間全体が包みこまれる。
 板倉構法は、柱の側面に溝を彫り、柱と柱の間に厚さ30mmの板を上から落とし込むことで壁面を作る。それが耐力壁となって、バランス良く配置することで、地震力に耐える構造となる。この構法は、日本古来の神社や穀物倉庫を造ってきた技術である。身体が全て杉で囲まれることで、木という素材に対峙し、それらが建築部材となって作り上げる骨格の力強さを感じることが出来る。

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